イングリッシュガーデンと聞いて、どんな庭を想像しますか?
イングリッシュガーデンの歴史と魅力をご紹介します。
イングリッシュガーデンとは
イングリッシュガーデンとは、イギリスでよく見かける自然の美しさを取り入れた庭のことです。
もう少し具体的に言いますと、一つは湖や川の周辺に広がっている田園風景を再現する「風景庭園」
そしてもう一つは、様々な花を自然に咲き乱れているように表現している「コテージガーデン」です。
私たちが、日々の暮らしの中に取り入れたいと思っているイングリッシュガーデンは、こちらの「コテージガーデン」のほうだと思います。
イングリッシュガーデンが出来るまで
18世紀ごろに、イングリッシュガーデンのスタイルが確立されたといわれています。
それ以前 16世紀のルネッサンス期に英国の庭園は、その他の芸術や文化と同じように、大きくイタリアの影響を受けていました。
イタリア式庭園の特徴は、高低差があることと整形された美しさです。そして花よりも樹木、石像などが使われてます。
17世紀になるとイタリア的要素の中にフランス的要素が混ざりはじめます。とはいっても、幾何学的で美しく整形された庭にはかわりありませんでした。
17世紀の後半になると、フランス式庭園が全盛期をむかえます。
これはイタリア式庭園よりも規模が大きく、平面の広い敷地に大規模な整形庭園を、左右対称に幾何学的に配置されてました。
イタリア式庭園よりも花がたくさん使われ、色彩が豊かなのも特徴です。
17世紀後半から18世紀初頭にかけては、英国でオランダ式庭園が好まれ始めます。
オランダ式庭園はフランス式と同じように整形庭園でしたが、より小規模で「トピアリー」などを置く、技巧的な面も特徴です。
そしていよいよ18世紀初頭以降、自然を主役にした風景式庭園、今私たちがイングリッシュガーデンと呼んでいる庭園が造られ始めます。
イングリッシュガーデンに適した植物
本場イギリスのイングリッシュガーデンで見かける植物は、多くの場合日本の気候でも大丈夫です。
しかし、中には最近の暑い日本の夏には向かない植物もあります。
ジキタリスやデルフィニウムなどは夏が暑い気候には向きません。
バラ
バラ科 / バラ属
色も育つ背丈も色々とあって庭を一気に華やかにしてくれる植物です。
ハーブ類
その他 ローズマリーやミント類・セージなどがあります。
ジキタリス
オオバコ科 / ジキタリス属
ギボウシ(ホスタ)
キジカクシ科 / ギボウシ属
終わりに
以上が代表的な植物の一例です。
好きなカラーを決めて、好きな植物を選んで、あなただだけのイングリッシュガーデンを作ってくださいね!
バラに憧れて、イギリスに憧れて、イギリススタイルのフラワーアレンジメントの資格を取得いたしました。
そして2018年春兵庫県川西市の自宅アトリエで教室開講いたしました。
“日々の暮らしにイギリスとバラを・・・”をモットーに自宅の庭のグリーンも使って自在にイギリススタイルのフラワーアレンジが出来る楽しさを伝えていきたいと思います。
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