コラム

フラワーアレンジメントのセンスがない!を解決するには?~初心者編~

フラワーアレンジメントのセンスがない!を解決するには?~初心者編~

お花が大好きで部屋に飾ってみたものの、自分が思うようなバランスでアレンジができなかったり、「何かがちがう・・」と感じたことはありませんか?「私はセンスがないから」とあきらめてしまうまえに、フラワーアレンジメントのセンスについて考えてみたいと思います。まだお花を習ったことのない人や、習い始めたばかりの方は「なーんだ!そういうことなんだ!」って、気持ちが楽になって、前向きな気持ちになるヒントになればと思います。

フラワーアレンジメントのセンスとは?

フラワーアレンジメントのセンスを語る前に、そもそもセンスとはなんなのかを見て行きましょう。

そもそもセンスってどういうこと?

国語辞典で調べると(三省堂 新明解国語辞典による)

  1. 物事の微妙な感じ(よさ)を知る心の動き。
  2. 普通の人なら当然もっているはずの感覚・常識

と出てきます。
フラワーアレンジメントに必要なセンスは①の「物事の微妙な感じよさを知る心の動き」が当てはまりそうですね。

フラワーアレンジメントのセンスとは?

フラワーアレンジメントを見た時に感じる
「素敵だわ!」「色合わせが美しいわ!」「このフラワーアレンジメント大好き!」
という感覚。

これはあなたの中にある色彩感覚やバランス感覚にピッタリマッチしたときに起こる心が感じる動きです。これをセンスといいます。
お花の微妙な色合わせや角度、花瓶との相性や飾ってある場所などをみて、自分の中の「微妙な感じよさを知る心の動き」が働いたということですね。

フラワーアレンジメントのセンスはひとつじゃない?


フラワーアレンジメントのセンスにも2種類あって、見て感じるセンスと、作って完成させるセンスがあります。

まず、見て感じるセンスは、先にも書いたように、自分の中にある「微妙な感じよさを知る心の動き」です。雑誌や写真や実物のアレンジを見て美しいと感じる心の動きですね。自分の中だけで完結するものです。
次に作って完成させるセンスは、バランスのよい美しいアレンジが作れることそのものを指すと思います。

「アレンジメントは感覚でするもの」と思われている方が大半のような気がいたしますが、アレンジメントは技術です。
ですので、技術を習得することによって作るセンスをまかなうことができます。

雑誌に載っている素敵なアレンジを見ていると、いかにも無造作にいけてあるように見えますが、そのほとんどをプロが作っています。
基本を身につけて経験をつんだ方が、その花や茎のしなりを見極めてあくまでも自然に見えるようにアレンジしているのです。簡単そうに見えても、実は計算しつくされたものがあります。

ですので、まねをしてアレンジを作っても「なにかがちがう。垢抜けしない…」と感じるは当たり前かもしれませんね。
素敵だと感じることと素敵なアレンジを作れることは別物だと考えることが、素敵なアレンジをつくれるようになる大切なヒントなんです。

センスの良いアレンジを完成させるには?

それではセンスのよい素敵なアレンジを作れるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?

私はまず、アレンジメントの基本を習うことが近道だと思います。
角度や挿し方、花の向きなどを教えてもらって、なんどもチャレンジしてみてください。きっとセンスのよいアレンジが作れるようになりますよ!

ほんとに自分ひとりで美しいアレンジが作りたい方は、資格を取って技術を身につけてみるのもひとつの方法です。
体系的に習うことによって、花を長持ちさせる切り方やその方法などを学ぶことができます。身についた技術や知識は一生ものです。花を仕事にすることも可能になりますね。
また、季節に出回る花を知ることにより、季節を身近に感じて暮らしがより豊かになっていくと思います。

センスがないと思っている人の特徴

センスがないと思っている人は、先にも書いたように技術を知らずにセンスだけが必要だと思い込んでいる人だと思います。
アレンジを作るためのセンスがないのではなく、技術がないというのが正解。

技術が身についてくると、花合わせや色あわせが必要になりますし、自分の好みがでてきます。自分で選んだ花でつくったアレンジは、その人らしい作風がありそれぞれ違いますね。それを個性(的)と呼びます。

もうひとつは心理的なもので
「自分の作ったものがあっているのか間違っているのか自信がない」
ということをよく耳にします。

なぜそんな風に感じてしまうのでしょうか?
これは私の考えですが、日本人は生まれたときから正解があるなし、常識的であるかどうか、みんなと一緒かどうかということを小さいときから教え込まれます。
つい「自分の感覚が間違っているのではないか?」と考えてしまう癖があるように思います。

美しいと感じるセンスは人によって違うということを知っておこう!

自分が感じる美意識やセンスは、今まで暮らしてきた中で培われてきたものです。
ですので、いろんな暮らしがあるようにいろんなセンスがあっていいわけです。

美しいと感じるセンスはそれぞれ違って当たり前です。
この感覚に正解や不正解があるわけではなく、あなたが感じた美しいと心が動く感覚があなたにとって正解だと解釈していただいて大丈夫です。

フラワーアレンジのセンスを上げるお花のバランス


いろんな理論や法則がありますが、一番自然に見えるバランスは花壇や庭に咲いている花のようにアレンジすることです。

たとえばディルフィニュームという花は背が高く小さな花がたくさんついています。その花は下から咲いていくのです。
アレンジをするときにこの花の咲き方を再現するように、つぼみを高いところに使い、開花したものを下のほうに使うと安定感が増します。

このアレンジの法則はイギリススタイルフラワーアレンジメントの基礎になっているものです。
理論や手順がきっちり決まっているのにナチュラルなアレンジに見えるのは、自然界のルールをアレンジに取り入れているからなんですね。

フラワーアレンジのセンスを上げる色合わせのポイント

色あわせを考えるとき、花の形や花びらの質感がさまざまですので色だけを合わせようと考えるのは、難しいと感じる方も多いと思います。

初心者の方は、まずは自分が好きだと感じる色あわせを知ることも大切ですので、お気に入りの写真の切り抜きやポストカードに使われている花と同じものを購入して、まねをしてみるところから始められたらいかがでしょうか。
学生時代に、図工や美術の時間に模写の授業がありましたよね。それと同じ手法です。
(人が作ったもの見てまねたものを自分の作品として発表してはいけません。念のため)

慣れてきたら一番簡単な色あわせとして、同系色でまとめる方法があります。
たとえばピンク、薄いピンク、もっと薄いピンクのお花を使います。
これを同一色相配色、もしくはグラデーション配色と呼びます。上記のピンク系に薄い紫をあわせれば類似色相配色になります。

このように配色理論を学んで花を当てはめていく方法もありますし、ご自身が素敵だと思う色合わせを追及していく方法もありますね。慣れてくれば幅は広がっていくと思いますから、とにかく続けてやってみてくださいね。

センスは育てるもの。自分がつくりたいものを作れるようになる

ある程度作れるようになると、もっと素敵なアレンジがつくりたい!そんな欲求がでてきますよね。
センスは育てるものです。自分だけで行き詰ったら、教室のドアをたたいてくださいね。

何を求めているのか、どんな風なことを教えてほしいのか、講師と相談しながらの技術アップがセンスアップにつながります。

まとめ


フラワーアレンジメントは、学ぶことで技術が身につきそれがセンスにつながることが伝わりましたでしょうか。

ポイントは楽しんで続けることだと思います。
自分の心が動く素敵なアレンジを見つけて、それを習える教室にめぐり合えたらいいですね!

フラワーアレンジメントが暮らしの中に溶け込んで、あなたの豊かな生活のひとつになることを願っています。

谷川文江

一般社団法人Flower Works Japan 代表理事の谷川文江です。
代表理事校であるAtelier F’sを主宰しています。

服飾デザイナー、雑貨デザイナーを経て1996年アトリエフィーズをオープン。フラワーアレンジメントスクール経営をはじめ、ブライダルブーケや会場装花、ホテル、イベントディスプレイなど花仕事は多岐に渡る。ライフスタイルプランナーとして内装や間取りのプランニング、ガーデンデザインなども手がけている。

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