コラム

花の仕事の魅力とは?種類は何がある?

花の仕事の魅力とは?種類は何がある?

小さなスペースにお花を飾ったとき、誰かが気づいてほっとした気持ちになって、笑顔になった時、とっても幸せを感じます。 
日々の暮らしの中でお花を育てたり、お部屋に飾って楽しんでいると、もっと美しいアレンジメントが出来るようになりたいと思ったり、そんな仕事をしてみたいと思ったことはありませんか?

今は本来の仕事があるけれど、本当はお花が好き、いつかお花で仕事がしたい…そんな方も多いのでは?
お花に関わる仕事って、どんな仕事があるのでしょうか。

お花の仕事にはどんな魅力がありますか?


お花には、心を和ませ、ストレスを緩和し疲労を軽減する効果があります。
うつ病になるのを防止し、活気が得られる事が証明されています。

それはお花には  お部屋に置くだけで

カラーセラピー (色)
アロマテラピー (香り)

2つの癒しの効果が有るからです。

また、お花にはたくさんの品種があり、育てたり飾ったりすることで季節を感じることができます。
大切な行事の時には必ずといっていいほど、お花がありますよね。
常に美しいお花に触れ、人に喜んで頂ける喜びを感じ、自分自身もいきいきと働く事ができるのです。

お花の仕事の種類は?

お花屋さんで働く

お花屋さんで働く
植木や観葉植物に囲まれて、温室がある家に育った私は、お花仕事と言えばお花屋さん!
美しいお花に囲まれて素敵なお仕事と思って憧れる、フラワーショップ、ガーデニングショップ、冠婚葬祭専門店、グリーンレンタルなどもありますが、一般的な花屋さんについて日々の仕事内容をみてみましょう。

お花屋さんの仕事は早朝の仕入れから始まります。

お店に戻ったら
・薔薇などの棘を取ったり、下の葉を整理したり、水切り(水の中で茎をカットして水揚げをよくする)をします
・バケツに水を入れそれぞれ種類ごとにバランス良く分けて入れていきます

大変なところは?

重いものも時には移動するので体力的にはきついところもあります。

お花は生き物なので、寒い冬も暖房をどんどんきかせるわけにもいきません。
仕入れたお花が、無駄にならないように、日々水を入れ替えて、再度水切り作業をします。
お花が傷んでしまわないように、管理が重要です。

また、お花屋さんは季節によって忙しい時期が有ります。
「母の日」「年度末の送別の時期」「クリスマス」「お正月前」など、勤務の休日や時間が不定期になる事もあります。

楽しいところは?

いつもたくさんのお花に囲まれて、お客様の希望をお聞きして自分が作ったアレンジメントや花束を作ることが出来る事です。
お花好きの方なら色々な知識も興味を持って働くうちに蓄えていけますので 益々良い提案が出来、喜んで頂けることになります。

フラワーコーディネーターとして働く

フラワーコーディネーターの仕事
お花屋さんでアレンジメントをしている方が、会場装花をしたり、ウェディングのブーケを届けたりすることも多いですが、フラワーデザイナーとして活躍する人もいます。
働くのには特に資格はいりませんが、国家資格では「フラワー装飾技能士」が有ります。

お客様の希望を聞き出し、デザインを出し、予算をお聞きして準備します。
希望を聞き出す力や営業能力が必要で、会場に合わせてコーディネートすることも大切です。

季節によってそろえるお花が変わり、種類もたくさん使うことになるので、経験と技術力が必要ですが、晴れの舞台に映える作品が出来上がった時の充実感は大きい仕事だと思います。

大変なところは?

お客様との念入りな打ち合わせが大事で、何度もデザインを出し、提案をします。
その後、使用する花を仕入れ、制作までの間、徹底した管理が必要です。

仕入れの日程も、搬入する場所に合わせて、それまでの温度管理に神経を使います。
茎や葉の処理、細やかな手入れが必要になります。
アレンジメントする時に最高の状態にすることが大事だからです。

また お客様の希望や、会場の雰囲気にふさわしいアレンジメントが出来るようになり、仕事を依頼してもらえるようになるまでは、経験も営業努力も必要になります。

楽しいところは?

予算に合わせてブーケやスタンド花まで様々な仕事が有る事です。
アレンジメントをする時には、細やかな気配りが必要になりますが、お花を愛する人なら自分のセンスを活かして制作できる、喜びはとても大きいです。

お花の講師になる


お花の講師としてレッスンを行う仕事です。資格がなくても出来ますが、生徒さんに技術をきちんと教えて行くには、フラワーアレンジメントの教室で基本から学び講師の資格を取得し、常に技術の向上に励んで行く必要があります。

自分がアレンジメント出来るのはもちろんのこと、生徒さんに分かるように伝える力も身につけることが必要です。
お花の講師は先生それぞれの特徴を生かして出来る仕事ですので、自分らしく働く事が出来ます。

お花のすばらしさ、フラワーアレンジメントのすばらしさを、季節ごとに代わるお花を使って伝えて行くやりがいのある仕事です。

大変なところは?

カルチャーセンターなどでの講師募集は、あまり多くなく、個人で教室をするのには収入が安定するまでに時間がかかります。
また教室をするのなら、教えるスペースが必要なので、レンタルスペースを借りるなど費用がかかることがあります。

常に生徒さんに喜んでもらえる、上質な花を揃えて提供する事が必要ですが、予算も考えながら仕入れた後も、管理に注意しなければなりません。
長く続けて学んでもらえるように、新しい知識やデザインなどを常に学んで努力していくことが大切です。

楽しいところは?

色々な生徒さんに出会えて、その人が喜んでもらえるように準備したり、直接反応をもらえるところもドキドキとして楽しいところです。

技術が向上してやりがいを感じてもらえるようになると、何より嬉しく、もっと喜んでもらえるようにと、デザインを考えたりするうちに、自分自身の講師としての幅が広くなります。

レッスンの後、笑顔いっぱいになってお花を持ち帰られるのも嬉しいところですね。

庭師

お庭を作るガーデナー
簡単に言えば「お庭を作る人」です。
場所は個人のお庭や、日本庭園などを設計、管理、制作します。

資格は無くても大丈夫ですが、きちんと知識をつけるためには、「造園施工管理技士」「造園技能士」など資格があります。
お庭に植わっている木もプロに手入れをしてもらうと見た目ばかりでなく、植物の成長も違いますよね。

大変なところは?

すぐに一人で仕事が出来るわけではないので、造園業を営む会社に就職し、修行をして行くので時間がかかります。

収入面では、技術職なので待遇が上がるまでは平均的にやや低めの給与です。
植木などを扱うだけでなく、設計などの知識も必要です。

楽しいところは?

主に定期的に訪問し、庭木を美しい形に形成し、庭全体を造る事が仕事です。
長期にわたって管理し成長や状態を見て行くので、お客様とも長くお付き合いできることです。
希望をお聞きし一緒に造っていく関係がやりがいのあるところです。

花卉農家で働く

花卉農家で働く
観葉植物や生け花、盆栽などの観賞用植物を花卉(かき)といいます。このような植物を育て、商品として出荷するのが花卉栽培の仕事です。

種類は?

観葉植物、花木、盆栽、サボテン、多肉植物など。
農薬を使用したり、園芸に対する専門知識が必要になるため、農業高校、農業大学などで知識を得て携わる方が多いです。

大変なところは?

植物が病害や、天災等で被害を受けることもあり、収入を得るまでには短期間では難しいところです。
流行により好まれる種類が変わるので、常に工夫と情報収集が必要になります。
植物を育てるには水の管理や、一斉に咲きだす時期には収穫の為に、休みも不定期になります。
かがんだ姿勢での作業や、重いものを運んだり、重労働なところもあります。

楽しいところは?

種や苗から育てた花が無事育ち、収穫できたときにやりがいと喜びが大きいです。
品種改良で新しい「世界に一つだけの花」が出来ることも、喜びが有ります。
花卉農家を経営でなく、働く方は日々成長していくお花の変化を傍で見られることが
楽しいところです。

おわりに

 
お花に関わる仕事の種類や魅力が伝わりましたか?

沢山のお花は花卉農家から生まれ、市場に運ばれ、お花屋さんが仕入れて店頭に並びます。
私達が日頃手にするお花は、何人もの人に手入れされ、梱包され、運ばれて来るのです。
あなたがやってみたい仕事は見つかりましたか?

大切な記念の日に、大切な人に感謝を伝えたいときに、色々な場面にいつもお花がある、どの仕事を選ばれても、お花のすばらしさを感じて頂けることと思います。

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