家に花を飾るとしたら、どこに飾りますか?玄関?ダイニングルーム?リビングルームがいいでしょうか?
天井、窓、トイレ、壁、テーブル等々…、お家の中には広い空間、小さな空間、様々な空間があります。
どのような空間にも、お花があれば場が華やぎ、癒されます。
充実したライフスタイルを築くために、インテリアとしてのフラワーアレンジメントを楽しむ方法を考えてみたいと思います。
お花の飾り方
フラワーアレンジメントと聞くと、フラワーベース(花器)にお花を活け、ダイニングテーブルやサイドテーブルの上に飾られている華やかなものをイメージされると思います。生花のアレンジを一定期間美しく保つためには、水が不可欠ですから、フラワーベースに活ける方法は一般的です。
しかし、お花の種類は生花だけではありません。プリザーブドフラワーや、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーなどがあります。
アレンジの方法も、フラワーベースに活ける方法の他に、垂らす、吊るす、掛ける等々、アレンジを飾る方法はたくさんあります。
生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワー等、花材の特質を生かした飾り方についてご紹介します。
垂らす
お花と一緒にアレンジしているグリーンをツル性の植物にし、棚の上から垂れるようにアレンジすれば、ツルの曲線が動きを出し、とてもナチュラルな印象のアレンジになります。
グリーンの数を2?3本垂らせば、爽やかな印象になり、多く垂らせば、ワイルドな印象になります。
垂らすアレンジを飾る場合は、棚やカウンターの上など、比較的高い位置に飾るのが良いでしょう。
吊るす
そのまま飾り続けてドライフラワーに変化していくのを楽しむこともできます。
掛ける
リースやスワッグは、壁やドアに掛けることがポピュラーな飾り方です。ドライフラワーや、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーなら、水遣りやお手入れなど、細かなケアが必要ないので、気軽に楽しめます。
小さなスワッグなら、カーテンレールに掛けたり、ドアノブに掛けたりするだけで、アレンジをインテリアの一部として楽しむことができます。
雑貨とのコーディネート
キャンドルを使って
リースアレンジには、キャンドルが一緒にアレンジされることがしばしばあります。
間接照明の多いヨーロッパでは、キャンドルが昔から日常的に用いられています。
ダイニングテーブルの上に置いたり、スツールの上に置いたりして、キャンドルの灯りと共にお花を楽しむのも素敵ですね。
キャンドルの灯りに浮かび上がるお花の陰影を楽しむこともできます。
最近は、LEDを使ったキャンドル型のライトもありますので、シチュエーションによって、本物のキャンドルにしたりLEDにしたりして、使い分けましょう。
インテリアに合わせてフラワーベースを選ぶ
フラワーアレンジメントをつくる時に、お部屋の雰囲気や花材に合わせてフラワーベースを選ぶと、さらにインテリアに統一感が出て良いと思います。
フラワーベースに用いられる素材についてご紹介します。
ガラス
- ガラスボトルは、花やグリーンを無造作に活けるだけで美しく魅せてくれます。
窓から差し込む光を受けると、ガラスもキラキラと輝き、お花の美しさを更に増してくれます。 - カラーガラスのボトルはノスタルジックな雰囲気を演出してくれます。
- ガラスジャーや、ドームにドライフラワーやプリザーブドフラワーを飾ると、エレガントにもナチュラルにもアレンジできます。
陶器
- 陶器には、ガラスと違う風合いがあります。ガラスよりも多様な形のものが安価で手に入り、色や模様も様々です。
ナチュラルな雰囲気やエレガントな雰囲気、等々、インテリアに合わせてコーディネートすることができます。
フラワーフォームを使ってアレンジする場合は、透明のガラスよりも、不透明の陶器やカゴなどの方が良いでしょう。
ブリキ
- ブリキは、使い続けるとキズや汚れがつき、風合いが増してきます。
キズや汚れなどの経年劣化を素材の良さとして生かせるのが、ブリキの長所かもしれません。
野花を活けると、さらにナチュラルな雰囲気をだすことができます。
カゴ
- 植物や金属で編まれたカゴは、ガラスや陶器のようなワレモノではないため、持ち運びもしやすく、ギフトにも適しています。
カゴには軽快な雰囲気があるため、カジュアルな要素が強くなります。自然の光が入る窓辺に飾ると、ナチュラルな雰囲気が増します。
おわりに
フラワーアレンジメントが室内にあるだけで、より素敵なインテリアになりますよね。
フラワーアレンジメントを、お部屋の中で「どんなふうに飾ろうか」とお考えのあなたの参考になれば幸いです。
一般社団法人Flower Works Japan事務局兼編集部です。
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