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観葉植物の冬越しの仕方

観葉植物の冬越しの仕方

室内で美しい緑を保ち、空気清浄効果もある観葉植物は、私たちの生活に潤いをもたらせてくれます。
鉢植えにしたり、花と寄せ植えにしたり、切ったものを花瓶にいれたり、楽しみ方は様々です。
観葉植物は、主に熱帯・亜熱帯原産のため、冬は室外には置かず、室内の温度も氷点下にならない程度にする必要があります。
冬の間に、枯れてしまうことの無いように、冬越しのポイントをお伝えします。

観葉植物の冬越しの仕方

室内に入れる時期と置き場所

地域にもよりますが、10月~11月、最低気温が12度くらいになったら室内に入れます。
種類によって、寒さに強いものも、霜が降りるまでに入れましょう。
葉が乾燥すると虫が付くこともあり、病気の原因になるので、エアコン等暖房器具の風が直接当たらない所に置きます。

また、夜になると室内でも気温が下がり、窓辺は放射冷却でかなり寒くなることがあります
窓辺に観葉植物を置く場合、段ボールを置いたり、植物に紙袋をかぶせるなどして保温します。
窓辺から離したところに置くと尚良いです。
比較的寒さに強い植物の場合は、エアコンなどをつけない場所に置くと気温の変化が少なく、ストレスを与えずに済みます。

日当たり


室外では日光が良く当たりますが、室内ではそうとは限りません。
日光は植物が光合成をするのに欠かせないものです。出来るだけ日光のよく当たる窓際に置きましょう。
南や東側の日差しが良く入るところが最適ですね。
日当たりの悪いところに置くと、光を求めてひょろひょろと葉が伸びてしまい、茎が弱くなります。

水やりの仕方

ウンベラータ
観葉植物は、寒い冬の間は根が水を吸い上げる速さが遅くなりますので、土壌が乾くスピードも遅くなります。
夏場と同じように水を与えていると、土壌が湿った状態が続き根腐れしてしまうこともあります。
根腐れした植物はやがて枯れてしまいます。

そうならない為にも毎日のように水を与えることは控え、土の状態を見ながら表面が乾いたら与えましょう。
水を与える時は、暖かい午前中に、常温に近い温度の水を、与えるようにし、鉢皿から出た水は捨てておきます。
また、乾燥を防ぐ為に、霧吹きなどで葉に水を与えると良いでしょう。

換気をする

暖かい室内で長く置いていると、土の中で菌が繁殖します。
風通しが悪い状態では、害虫がついたりカビが発生したり、病気になることもあります。
時々換気をして、室内の空気を入れ替え、予防しましょう。

寒さに強い観葉植物

観葉植物でも寒さに比較的強いものを、いくつかご紹介します。購入する時の参考にして下さい。
室外でも、地植え(土の中に植える)や、軒下に置くと冬越しできるものもあります。
冬が終わるころ、葉などが黄色く変色したりしていても、また春から夏に向かって新しい葉が出てきます。

品種名耐寒温度冬の置き場所
ワイヤープランツ0℃ベランダ・室内・地植え
ハートカズラ3℃ベランダ・室内
アイビー0℃ベランダ・室内・地植え
ガジュマル5℃室内
オーガスタ5℃室内
ストレチア5℃室内
ザミフォーリア5℃室内
モンステラ5℃室内
ベンジャミン5℃室内
ユッカ5℃室内
パキラ5℃室内
トックリラン5℃室内
オリーブ5℃室内・室外・地植え

おわりに

室内でも、元気に葉を茂らせて成長していく姿を見ることが出来るのが、観葉植物の魅力です。
自宅で冬越しをした観葉植物は、気温に慣れ、少し強くなっていますので、育てやすくなります。
冬を上手に越して、暮らしに潤いを与えてくれる観葉植物を、永く楽しんでいただくヒントになりましたら幸いです。

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