お花の基礎知識

山野草を使ったイギリススタイルアレンジメント

山野草を使ったイギリススタイルアレンジメント

山野草でイギリススタイルアレンジメントを作ろう

今回はアトリエのお庭の山野草を使ってイギリススタイルのアレンジメントを作ってみました。イギリススタイルアレンジは、グリーンをたっぷり使うので、ハーブが勢いよく育つ初夏の季節にはぴったりのアレンジメントだと思います。

山野草アレンジメントのデザインと作り方

今回はイギリススタイルのクレッセントという形です。基本のイメージは三日月ですが今回はデザイン的に右側を少し長くしています。

作り方の手順
1. グリーンで形を作ります。ギボウシ、ハーブ、ナズナを使っています。
この時の左横幅は花器の口と等倍、右側は2倍くらい、高さは花器の高さと等倍くらいです。

2.ポイントフラワーになるカシワバアジサイを入れます。
3.グリーンとアジサイの間にお花をランダムに入れて、グリーンも入れていきます。
4.フローラルフォームが見えているところに、グリーンを低めにカットしてカバーグリーンをします。

バランスの良いアレンジを作るポイント

最初に形を作ったグリーンの中に納まるように、アレンジを作りましょう。
長さを出して動きをつけたいときは、小さな花や茎の細いものをポイントフラワーより5~6センチ長めに使うとうまくいくと思います。

今回作ったアレンジで使った花材のご紹介

家で育てた山野草
ギボウシ、カモミール、ハーブ(4種)、カシワバアジサイ、ホシギキョウ、イモカタバミ、ニラの花

左:ギボウシ 右:カモミール
ハーブ・左から:ラベンダーのスーパーサファイアブルー、カラミンサ、アップルミント、キャットミント
左:カシワバアジサイ 右:ホシギキョウ
左:イモカタバミ 右:ニラの花


道端で摘んだ山野草

ナズナ、ヨモギ、イネ科の植物

左:ナズナ 右:ヨモギ
イネ科

 

山野草でアレンジする時の注意点

水が下がりやすいものもありますので、事前に水揚げをしておくと使いやすいです。水揚げしてもシャキッとしないものは、アレンジに入れても水が下がりやすいので使うのをやめておいたほうが良いと思います。

その他の山野草を使ったアレンジ

コバノズイナ(姫リョウブ)

ここ数年人気の枝もので、枝ものなのにラインが繊細でナチュラルな雰囲気を醸し出してくれます。花束にもアレンジも使いやすい花材です。

スズラン・オダマキ

オダマキは品種改良が進み小ぶりのものや八重のものが出回り、水揚げもよく1週間くらいは咲いてくれるでしょう。
切り花のスズランが、花屋の店頭に出回るのは4月~5月くらいの短い間です。見つけた時が購入時です!次に花屋さんで出会えるのは、たぶん来年まで待たなくてはならないと思います。

クリスマスローズ・スカビオサ

クリスマスローズは切り花で出始めた頃は水が下がりやすかったのですが、ここ数年出回っているものは水揚げがよくなり花持ちも良いです。ギフトをお送りした先で1カ月持ちましたというお声もあるほどです。スカビオサは品種改良が進み色も品種も豊富です。イングリッシュガーデンに咲く姿をイメージして、茎がしなるままの姿で挿しますと、ナチュラルな雰囲気がでます。

山野草について

「山野草」というと、わざわざ出かけないと見られない特別なものをイメージされるかもしれませんが、身近で見られるものが数多くあります。山や野に咲いているものはもちろん、近所の空地や道端にも咲いています。道端で見かけることが多いススキやエノコログサ(ネコジャラシ)、ガーデニングで人気のクリスマスローズやアジサイ、草花系の朝顔や春の七草、桜などの木も山野草になります。ほかにはモモ、あんず、梅や柚子、などの実のなるもの、街路樹でもよく見かけるイチョウ、モクレン、こぶしも山野草です。

みなさまも子供のころ、ぺんぺん草(なずな)で遊んだり、シロツメクサで花冠作った記憶がある方も多いのではないでしょうか。私が小さい頃、近所のシロツメクサが咲く原っぱで、友達と一緒に花冠や腕輪を作ったり、カラスノエンドウ(ピーピー豆)で笛を吹いて遊んだり、植物がとても身近な存在でした。スマホもテレビゲームもまだなくて、外で遊ぶことが当たり前ののどかな時代でした。

山野草には桜のような木のものや、スズランや芍薬のような花壇で育てたり、花屋さんで売っている花、雑草として知られているナズナやよもぎ、ヒメオドリコソウなどの小さくて繊細なお花まで幅広いものが含まれています。

アレンジに使える山野草

数年前からアレンジに山野草を取り入れるのが人気となり、切り花でも色々な種類が出回るようになりました。切り花として購入できる、アレンジに使いやすい山野草を季節ごとにご紹介いたします。

早春
クリスマスローズ(ヘレボルス)、バイモ


ナズナ、オダマキ、ライラック、ナルコユリ(アマドコロ)

晩春・初夏
ギボウシ、スズラン、ミント、スカビオサ(マツムシソウ)、ボタン、シャクヤク、
姫リョウブ(コバノズイナ)、ナズナ、アジサイ


オルラヤ(ノラニンジン)、ヨウシュヤマゴボウ、ヒマワリ、ベンケイソウ、リョウブ、クルクマ(ウコン)、ケイトウ、キキョウ、カモミール、ヒマワリ、ベニバナ、ミシマサイコ、ナデシコ

晩夏・初秋
フジバカマ、オミナエシ


リンドウ、ホトトギス、ワレモコウ、シュウメイギク


水仙

終わりに

家で育てている植物や、偶然庭に生えてきた植物、道端に生えている植物を使って、花のある暮らしを手軽に楽しむことができます。今まで雑草だと思っていたものがお宝に見えてきませんか?散歩の途中で見かける道端や野原の草花で、アレンジをする時のご参考になれば嬉しいです。

雑草と育てたバラで束ねるブーケ

フラワーアレンジメントの基本~クレッセントの作り方とコツ~

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