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コラム

プロが教えるイギリス花留学のホントのところ、ロンドンで学べることは?

プロが教えるイギリス花留学のホントのところ、ロンドンで学べることは?

イギリスへ花留学するための方法や注意点、実際に行ってみた体験を元にお伝えしますね。
イギリスで花を学ぶだけでなく、イギリスに滞在する時に知っておいたほうがいいことや必要なことも解説しますので夢の実現への参考になさってください。

イギリスへ花を学びに留学するには

フラワーアレンジメントはイギリスが発祥の地ですので、伝統的な技術を学びたい人にはぴったりです。
まずはご自身が何を学びたいかをしっかり決めて、学校を探してくださいね。

花を学べる学校の種類は?

大きく分けて専門学校的な学校と、お花屋さんに併設されたフラワースクールに分かれます。

ただ日本とちがい、学校も小さな教室もスクールと呼ばれていますので、大きさはいってみないとわからないと言うこともあります。
日本の専門学校のように1クラス30~40人と言う人数ではなくスクールでも15名程度、小さな教室では1クラス5名程度のものもあります。

ロンドンにある有名なフラワースクールをいつくかご紹介します

Judith Blacklock Flower School

所在地
4/5 Kinnerton Place South,Knightsbridge, SW1X 8EH
ロンドン・ナイツブリッジ
学校名
Judith Blacklock Flower School ジュディス・ブラックロック・フラワー・スクール
校長
プリンシパル・ジュディス
特徴
クラシックなフラワーアレンジメントスキルと最先端のフローリストリーを教えてくれることで非常に高い評価を得ています。
英国の唯一のフラワースクールで、BAC(British Accreditation Council)とAIFD(American Institute of Floral Designer)の認定を受けています。
提供された授業が最高水準である場合にのみ、これらの有名な協会による認定が授与されます。
レッスン
■ビジネス・オブ・フローリストリー2週間コース
 ジュディス・ブ ラックロックのディプロマを取得できます。 £2850,00
■フローラルデザイン・ディプロマ1週間コース
 ジュディス・ブ ラックロックのディプロマを取得できます。£999,00
■3日間フラワーコース
 上記のコースを検討したりちょっとお花を習ってみたい方のコース。 £580,00
ウェブサイト
https://www.judithblacklock.com/main/index.php

Jane Packer Flower School

所在地
75-77 George Street, London, W1U 8AQ
ロンドン・ジョージストリート
学校名
Jane Packer Flower School ジェーンパッカーフラワースクール
創設者
ジェーン・パッカー(2011年没)
特徴
世界的に有名なフローリスト、ジェーン・パッカーにより1989年に開校されました。
ショップの奥にレッスンをするスタジオがあります。10人以下の少人数のクラスで構成され、経験者用のアドバンスコースと初心者用のビギナーコースがあり、初心者にも安心です。
コースは6週間毎にスタートするので、初心者コースで経験を積んで上級者コースを受けることも可能です。日本人の先生も一人おられて、英語に自信が無い方でも安心して通うことが出来ます。
レッスン
■キャリアコース
 お花を仕事にしたい人のための4週間のコース £4,200
■アドバンスキャリアコース
 キャリアコースを終了した人のための2週間コース£3,000  
■フルリストリーワークショップ3日間コース
 花や家庭の花を学びたい人のためのコース £750
ウェブサイト
http://www.jane-packer.co.uk/
https://www.london-ryugaku.com/jane-packer-flower-school/

The Covent Garden Academy of Flowers

所在地
St Martin’s Courtyard, 9 Slingsby Place, Covent Garden WC2E 9AB
ロンドン・コベントガーデン
学校名
The Covent Garden Academy of Flowers コベントガーデン・アカデミー・オブ・フラワーズ
代表
ギリアン・ウィーラー
特徴
ロンドンの中でも、最もオシャレで創造的、多くのアーティストやデザイナーに愛されるコベントガーデン・アカデミーオブフラワーズは、創立から2年の非常に新しい学校です。
代表者であるギリアン・ウィーラーを始め、すべての講師は大学でアートなどを学んだ高学歴かつ多くの経験を積んだすばらしい方々です。また、施設は明るく広々とした空間のため、講師の方々は生徒一人一人に目を配ることができ、熱心な指導を受けることが出来ます。
この学校では想像力、デザイン性を非常に重視してかつ基礎技術もしっかりと学ぶことができます。
フラワーアレンジメントに関する本や学術書も豊富に用意されており、ヨーロッパ独特のお花に関する知識も学ぶことができます。 
レッスン
■クラシックフラワーデザインコース・基礎or応用 15週(1月,6月,9月スタート)£3200 
■クラシックフラワーデザインコース・基礎+応用 30週(1月,6月,9月スタート)£6000
■イベントフラワーデザインコ 4日間コース£850
ウェブサイト
https://www.academyofflowers.com/
https://www.london-ryugaku.com/the-covent-garden-academy-of-flowers/ 

ロンドン郊外にあるフラワースクール

Tallulah Rose Flower School Ltd

ロンドン以外の郊外にもフラワースクールは存在しています。
私がお世話になったのがこちらのタルーラローズ・フラワースクールです。

選んだ理由は日本人のスタッフさんがいること(事務的なお世話になっています。授業には参加されません)、授業に日本人の生徒がいないこと、デザインが素敵だったことがあげられます。

これは私の考えですが、授業に日本人の生徒がいないことを望む理由は、せっかくイギリスへ勉強に行ったのに日本人同士で仲良くなってしまうと、現地の人やイギリスの生徒さんたちと話す機会が減るからです。
それだけですがとても重要なことで、ひとりきりで外国の空間、人になじんで溶け込むということで得られる目に見えないものを大切にしたいと思っているからです。

所在地
28 Milsom Street. Bath BA1 1DG
バース・ミルソムストリート
学校名
Tallulah Rose Flower School Ltd タルーラローズフラワースクール
代表
レイチェル
特徴
ロンドンから電車で約2時間半のところに位置するバースにあるフラワースクール。少人数でアットホームなスクールで日本人のスタップもおられるので安心です。
レッスン
■キャリアチェンジ4週間コース £4,850
■キャリアチェンジ2週間コース £2,850
■ラージアーチクラス1日コース £350
■個人レッスンクラス1日コース £450
ウェブサイト
https://tallulahroseflowers.com/

イギリスへ花留学への問い合わせや申し込み方法

サポートセンターから申し込んでもらう方法や自分で直接ホームページへ申し込むこともできます。最近は日本語に対応しているサイトもあります。
いくつかのサポートセンターをご紹介しておきます。

イギリス・ロンドン留学サポートオフィス
ロンドン留学センター

私は気になるサイトを見つけたら直接メールをだします。つたない英語でも親切な返信がきますよ。
私は日本人が少なくデザインが素敵だと思うスクールが狙い目だと思います。

イギリスでディプロマ取得するにはどのくらい留学が必要?

フラワーアレンジメントのディプロマでしたら、2週間から4週間が主流です。

イギリス花留学の費用はどのくらい?

2週間で£3,000(45万円、4週間で£4,200~£5,000(63万円~75万円)が目安です。
(2018年1月現在レート150円換算)

そのほか渡航費、宿泊費、食費、雑費などは自己負担になります。

お花の留学は短期でもできるのか

できます。
ちょっとお花を習ってみたいあなたなら3日間からのコースがありますし、スキルアップがしたいなら1DAYレッスンもあります。
ディプロマも2週間もあれば取れるコースもあります。目的に合わせてご検討なさってください。

イギリスに滞在するに当たっての花以外で考えておく必要があること

イギリスで花留学をするにあたり暮らすときに最低限必要なことをまとめましたので、参考になさってください。

ビザについて

語学留学と違い6ヶ月以内ならビザも必要なく花留学することができます。
もし語学留学と一緒にフラワーアレンジメントを学びたいとお考えのあなたには注意していただきたいことがあります。

語学留学の場合は短期学生ビザの申請が必要になります。
短期学生ビザ(Short-Term Study Visa)は、英語力証明が必要ない18歳以上の方のための留学ビザです。

イギリスで語学学校に通うためには必ず学生ビザでの入国が必要になりますので、渡英する際にはビザの準備をあらかじめ用意しておく必要があります。
6が月以内の短期学生ビザの申請料金は93ポンドです。(2017年4月現在)

英語力について

基本的に授業はすべて英語行われます。疑問に思うことや知りたいことなどがあれば、事前に用意していくと問題解決が早いですね。

語学力は初級レベルでも可能ですが、授業はすべて英語で行われますので、ほんとうに初めてお花をさわる程度で留学を考える場合は、フラワーアレンジメントで使う専門語くらいは覚えていかれたほうがよいでしょう。

英語はコミュニケーションのためのスキルですので、TOEICが何点以上必要とか英検1級、2級が必要であるとかそういう問題ではないと思います。(すでにあるかたはすばらしいですね!)

「上手な英語を話さなければいけない」と考えるより、英語でコミュニケーションをとるという自発的な姿勢が大切です。
わからないことを聞きたい、自分の意見を伝えたい。その姿勢で一生懸命はなすと、相手も理解しようとしてくれるものです。

私の英語レベルは低いですがなんとかなっています(笑)
中学生の文法がわかれば通じます。英国人は丁寧な英語のほうを好むといわれています。
たとえば外国の人が「私の名前は○○です」とか「ここに行く道を教えてください」という日本語を話したら丁寧な日本語を話す人だなと思うのと同じです。

宿泊について

私の泊めていただいたホームステイ先の素敵なインテリア

ホテルやB&Bを予約することもできますが、長期の滞在となるとアパートやフラットやホームステイなどの方法があります。

それ以外にも大学がお休みになると、寮を貸し出してくれる大学もありますので安く滞在費を抑えたい人にはこちらもご検討ください。
私はいつも1週間から10日ほどしか滞在しないので、ホテルかB&Bを使っています。

食生活について

「イギリスの食事はまずい」という話をよく聞きます。私が渡英した経験では近年は随分改善されていると思いますが、やはりあまりおいしいと感じないので日本食を持っていくことをお勧めします。

自炊ができるならお米や醤油やお味噌、味ポンなども役立ちます。
そもそも日本食の材料がなかなか手に入らないので、日本から簡単に作れる日本食を忘れずにスーツケースに入れておくと何かのときには助かります。

おせんべいや日本のスナック菓子もいいですよ。行かれる前に簡単な料理くらいはできるようにしていくのもいいですね。

B&Bやホテルで食べるイングリッシュブレックファーストはどこもおいしいですが、一般家庭やホームステイ先ではシリアルだけとかトーストだけとか(なぜかこげている)もよくある話です。

参考までにサンドイッチを買った場合、だいたい3~6ポンドくらいします。
150円で換算すると450円から900円と割高です。日本のコンビニに慣れている私たちには高くてあまりおいしくないと感じると思います。

花を海外留学で学ぶ意義

タルーラローズフラワースクールでのレッスンの様子

イギリスに行ってお花の何を学びたいかはいろいろあると思います。

お花の経験者でしたら、本場の技術を学ぶ。レッスンで使う本場の花あわせや色あわせを学ぶ。
もしあなたがフラワーアレンジメントの先生ならば、イギリスの教え方などもとても勉強になると思います。
お花初心者がお花を学ぶ場合は初心者コースや体験コースのようなテスターデイも用意されているフラワースクールもあります。

海外に行く意義は、その国の生活文化や文化的背景も知ることができるのがよいことではないでしょうか。
海外では日本のようにお稽古をするという文化はあまりないので、毎月通うというような習い方はあまり存在しません。
習いに来ている人たちが何を求めているのかを聞くことができたら、これも海外に習いに行く意義のひとつかもしれませんね。

私の場合は、海外の現場で学ぶということほど刺激になるものはなく、言葉の壁にぶつかりながらも、サポートしてくれる先生や仲間たちの心に触れたり、本場の技術やそれを学ぶ人たちにエネルギーをもらえることが自分の糧になったり勇気になりました。
ただ日本のように手取り足取りというような教え方ではなく、基本のレクチャーの後は自分でしっかり考え自分で決めながら作品を作るということが多そうです。

教え方はその学校やその先生の方針がありますので、多少の違いはあるかと思いますが、特にイギリスでは自由を尊重してくれるので、わからないことは何がわからないかをしっかり伝えてあなたが満足できるように自主的に学んでくださいね。

ロンドンでの花留学の特色

チェルシーフラワーショーの会場近く

ロンドンの街並みは昔ながらのレンガ造りや石造りの建物が残り、歴史を感じながらすごせます。ファッショナブルな地区も多く、また美術館や博物館も多くがすべて無料で入館できるので、お花を学びながら芸術的刺激を受けることができます。

ロンドンには一般の人も買うことができるコベントガーデンフラワーマーケットや毎週日曜日に花市が立つコロンビアロードがあり、ロンドンに暮らす人たちが花とかかわる様子が見られることも参考になるはず!

ロンドン留学で培われるもの

FORTNUM & MASONのアフタヌーンティー

花の技術はもちろんですが、留学先の暮らしや文化的背景まで知ることができるとアレンジメントを作るときにインスピレーションになることは間違いないでしょう。

あなたが花の仕事についている方なら、帰国してからあなたが留学先で感じたことを伝えることで学んでくれる生徒さんやお客様に知識の提供や追体験していただけ、付加価値を提供できることになると思います。

近年はSNSの普及で一緒に学んだ生徒同士の交流が可能になり、世界中にリアルな花友達を作ることもできるでしょう!

おわりに

これからイギリスに花留学したい人にとってははじめて聞く話もあるかもしれませんが、情報をしっかりつかんで、留学することで何を手に入れたいかをよく考えてチャレンジしてくださいね。

初心者か経験者かによっても違ってきますしいろんなコースが用意されているのでご自身に必要なことがわかることで進む道が見えてきます。
花留学をご検討なさっているあなたの参考になれば幸いです。素敵な花留学が叶いますように!

※FWJのプチイギリス留学について

2年に一度1週間から10日ほどを使い、ロンドンのフラワーマーケットや郊外のフラワースクールを訪れています。花仕事をしている仲間との交流やイギリスでの本場の花の研修がかないます。5月か6月の気候のよい花が咲いているシーズンに実施しています。参加希望のかたはどなたでも参加できます。

2016年実施プログラム1例

  • スキリントンにて ホームステイ アレンジメントやアロマ、イギリス家庭の料理を習う2日間のプログラムに参加
  • バースにて フラワースクール バースのフラワースクールでウェディングブーケとハンドタイドブーケ実習
  • ロンドンにて アンティークモール散策
谷川文江

一般社団法人Flower Works Japan 代表理事の谷川文江です。
代表理事校であるAtelier F’sを主宰しています。

服飾デザイナー、雑貨デザイナーを経て1996年アトリエフィーズをオープン。フラワーアレンジメントスクール経営をはじめ、ブライダルブーケや会場装花、ホテル、イベントディスプレイなど花仕事は多岐に渡る。ライフスタイルプランナーとして内装や間取りのプランニング、ガーデンデザインなども手がけている。

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