2021年11月10日(水)に芦屋川カレッジにおいて、代表理事の谷川文江が、『【英国の庭】英国大研究?暮らしの中で楽しむイングリッシュガーデン』と題して、講演会とイングリッシュガーデンから摘んだグリーンと花を使ってイギリススタイルのフラワーアレンジメントの実演を担当させていただきました。
世界探訪コース1コマとして
「芦屋川カレッジ」は、?豊かなセカンドライフに向けて芦屋川カレッジで学ぼう?として、芦屋市内在住の60歳以上の方を対象としたシニア大学です。1年間のカレッジでは、多岐にわたる講師の有意義な講義のほか、バスでの研修旅行、見学会等教室から外部に出て学習する講座もあります。
今回は、世界探訪コースの1コマを担当させていただきました。
ご参加の皆さんは、海外旅行や海外の文化に深い関心を待たれ、また海外旅行にもいかれている方が多いと聞いておりましたので、前半は、イギリスならではのマニアックな庭のご紹介や、イギリスの庭の成り立ちなどを交えて講演いたしました。
英国の庭の成り立ちからヴィクトリア時代のお花たち
一部ご紹介
1837年に即位したヴィクトリア女王の時代は、産業革命以降、ロンドンにおける産業の発展の裏で、労働者が溢れかえり、上下水道の敷設が遅れた街中には悪臭が漂う劣悪な環境がしばらく続きました。そんな中、香りのよい花がもてはやされるようになっていきます。王族や貴族は男性も女性も、ノーズゲイブーケという、小さなボケー(ブーケ)を持ったり、襟元の小さなブーケホルダーにさしていました。顔に近い所に付けた小さなブーケは、鼻(nose)を陽気にウキウキさせる(gay)させてくれることから、のノーズゲイブーケと呼ばれ、その理由は、悪臭を緩和させるためであった・・。
ロマンチックだと思われていたノーズゲイブーケやボケーは、産業の発展とともに作られた、今でいう消臭剤や芳香剤を意味する物であったようです。また、珍しい香りのよい球根の花は、プラントハンターが世界中から集めた植物に由来しています。
レジメ
1.イギリスにある珍しい庭
?チェルシー・フィジックガーデン(薬草ガーデン)
?アニックガーデン内ポイゾンガーデン(毒草ガーデン)
2.ヴィクトリア女王様と香りのよい球根の花
3・風景式イングリッシュガーデンの成り立ち
4.日本におけるイングリッシュガーデンの普及
5.庭で育てた植物で楽しむイングリッシュスタイルフラワーアレンジメント実演
開催概要
日時 2021年11月10日(水)
芦屋川カレッジ
場所:芦屋市民センター 〒659-0068/芦屋市業平町8-24
担当講師:一般社団法人フラワーワークスジャパン代表理事 谷川文江
所要時間 90分
参加人数:約50名
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ご案内
フラワーワークスジャパンでは、企業様や学校様へむけてイギリスの文化やフラワーアレンジメントの講習などを行っております。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先: 一般社団法人Floer Works Japan 事務局 <info@flowerworksjapan.or.jp>
一般社団法人Flower Works Japan 代表理事の谷川文江です。
代表理事校であるAtelier F’sを主宰しています。
1996年アトリエフィーズをオープン。2013年一般社団法人フラワーワークスジャパンを設立、2015年アトリエフイーズを法人化。フラワーアレンジメントスクール経営をはじめ、講師の育成事業にも力を注いでいる。著書に『切り花を2週間長持ちさせる はじめての花のある暮らし』(家の光協会)がある。京都芸術大学卒。
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