フラワーアレンジメントの基本の形、オーバルについてご紹介します。
オーバルを飾るのに適した場所や飾る場所など、活躍するライフシーンや、会場に飾るときの注意点などもお伝えします。
また、オーバルに適した花材、作り方、コツまでわかりやすく説明します。
フラワーアレンジメントの基本、オーバル
オールラウンド(四方見)で、どこからみてもお花が入っている状態です。
オーバルの用途
オーバルは基本の作り方をマスターすれば、自宅用にでも会場装花にも応用できるデザインです。
オーバルを飾るのに最適な場所
オーバルはオールラウンド(四方見)です。
壁に面している場所よりもテーブルや、パーティー会場の円卓などのセンターピースとして活用できます。
パーティー会場やホールに飾る場合
テーブルのセンターピースとして活用できます。
花器の高さの違うのもを使ってオーバルをアレンジすると、とても華やかなテーブルが演出できます。
自宅に飾る場合
食卓の真ん中に。テーブルの大きさに合わせて、高さや幅など自由なサイズでアレンジすることができます。
緩やかなラインの出るアレンジなので優しい雰囲気がでるでしょう。
オーバルに適した花材
イギリススタイルのオーバルは、バラなどのしっかりした花と、茎が細めで長さのある花やグリーンを組み合わせると、とてもナチュラルな仕上がりになります。
茎が細めで長い花たち
使いやすく、花もちのいい花材を挙げてみます
- 通年
- カラー、ブルースター、スカビオサ
- 春
- フリージア、コデマリ、グリーンベル
- 夏
- カラー、ベロニカ、アワ、セルリア
- 秋
- コスモス、チョコレートコスモス、シュウメイキク
- 冬?春
- スイートピー、チューリップ、ストック、オオニソガラム
- グリーン
- 茎が長めでホリエイジがとれるグリーンが適しています。
(まっすぐ直線なものが数本あればアレンジしやすいです)
アイビー、ユーカリ、オリーブ、細葉ルスカス、丸葉ルスカス、ナルコユリ、リキュウソウなど
オーバルの作り方
仕上がり参考
出来上がり寸法:60cm×40cm×高さ(テーブルから)22cm
使用花材
- バラ(クールウォーター)
- コスモス
- アストランティア
- ソケイ
- リキュウソウ
オーバルの制作手順
- 花器にフローラルフォームをセットします。
今回は自宅のダイニングテーブルにセッティングする設定で、背の低い花器を使いました。参考:テーブルのサイズ:90cm×130cm
花器のサイズ:直径13センチ、高さ8センチ
フローラルフォームのサイズ:1/2ブロック使用
- グリーンで底辺にオーバル(楕円)の形をつくります。
まず、縦・横の長さを決めてから入れていきます。 - 楕円形になるようにグリーンを入れて形を作ります。
- ポイントフラワーをフローラルフォームの中心に入れます。
1本目の高さは、テーブルのセンターに置くので、向かい合ったときに視線が遮られないように注意します。
2本目3本目はグルーピングして入れていきます。
- 反対の面にもポイントフラワーをグルーピングで入れます。
- 長い方のサイドにラインの花を入れます。
ポイントフラワーからホリエイジまでなだらかにつながるように高低差をつけて入れましょう。
- 残っている空間に花を入れていきます。
花同士の高さが揃わないように高低差をつけるように意識して入れていくと、自然な空間ができてきます。
- すべての花が入ったら、隙間にグリーンをうめて完成です。
プロ技!オーバルの作り方のコツ
オーバルを美しく作るには、上からみたときに底辺のラインをしっかり楕円形にことです。
細長くなると猫の目のようになると“マーキュリー”という別のスタイルになってしまうので注意が必要です。
また、着席して見たときにはナチュラルにトップからサイドまでつながっているように見せましょう。素敵なオーバルをアレンジしてみてくださいね!
https://www.flowerworksjapan.or.jp/column/triangular/
https://www.flowerworksjapan.or.jp/column/stand-flower/
- 残っている空間に花を入れていきます。
FWJ西宮香櫨園校”Atelier Cheer”を主宰しています。
フラワーアレンジメントが、暮らしを彩る身近なツールであること、お花のある空間があることのよろこび、お花に触れる時の楽しみを伝えていきたいと思っています。
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