コラム

フラワーアレンジメントの先生になるには?私のきっかけと経験

フラワーアレンジメントの先生になるには?私のきっかけと経験

私がフラワーアレンジメントの世界へ飛び込んだきっかけからお話します。

12月に結婚式を控えている息子のお嫁さんに、プリザーブドフラワーのブーケと花かんむり息子にブートニアを作ってあげたくて、教室を探し始めました。
習うなら基礎から、資格取得のできるフラワーアレンジメントスクールに入会し、無事プリザーブドフラワーの資格を取得しました。

私が所属しますFlower Works Japan(以下FWJ)では、ランチミーティングやパーティが定期的に開かれます。
そこで、代表理事のブ―ケデモンストレーションを拝見して、「私も頑張れば、娘の結婚式には生花のブーケを作れるようになれるかしら。」という想いに駆られ、次の目標を生花で資格取得と定めました。

この時点では資格取得をして教室開校すると決めていたわけではなく、イギリススタイルのフラワーアレンジメントを学びたいとしか考えていませんでした。

初めてチャレンジすることにはワクワク感もありますが、不安と迷いが付き物です。
イギリススタイルの特徴である高低差をつける・花や枝の自然なラインをいかすというのが難しくて四苦八苦していましたが、その度に先生に丁寧に説明していただき、乗り越えることができました。

レッスンに伺うと、私よりも先を行く生徒さんとご一緒したりします。
身近で先輩方のアレンジメントを見ることが出来るので、刺激になります。

先生のそれぞれの生徒さんへのアレンジのポイントを押さえた言葉掛け・メリハリのついたレッスン・レッスン終了後のティータイム。
私も開校して、先生みたいなレッスンをしたいな。生徒さんと共にアレンジを見て喜び、イギリススタイルのフラワーアレンジメントの美しさを伝えていきたいと、その想いが強くなってきたのです。

その後FWJと先生方の支援を受けて、1年10ヶ月で教室開校の夢が実現できました。
夢中になれる事・極めたいと思える事に出会えた。この事は、私を長きにわたり心弾ませ続けてくれると思います。

フラワーアレンジメントの先生になるには

フラワーアレンジメントの経験があるから、フラワーショップで仕事したことあるから、と先生になることも可能だと思います。
フラワーアレンジメントの先生になるには、資格は必須ではありません。

しかし生徒さんに信頼してもらい、この先生なら大丈夫だと思ってもらうには、プロとしての姿勢を示さなければついてきてもらえないと思います。
私自身もお花の資格取得をされていて、技術のある先生にレッスンしていただきたいと考えていました。
資格を持っている先生と持っていない先生なら、どちらに学びたいか?と考えるとわかりやすいですね。

フラワーアレンジメントの先生の仕事とは

自宅アトリエやレンタルスペースでレッスンを行う、カルチャースクール講師、教育機関でのクラブ活動、高齢者のためのレクリエーション出張講師、法人・企業向け講習会のイベント単発出張レッスンなどがあります。
生徒さんにフラワーアレンジメントを教えるだけではなく、花の仕入れから花の管理・情報発信も仕事に含まれています。
この多様性のある仕事の中で、目指す自分の花仕事を見極める必要があります。

フラワーアレンジメントの先生の働き方・活躍の場は?

働き方

フラワーアレンジメント教室開校するなら

自宅で開校する場合
メリット
初期投資が少なくて済みます。
家事と仕事の両立が可能。
時間・曜日は自分で設定できる。
移動時間がかからない。
デメリット
家族の理解が必要。
住居空間にアトリエを設けるため、掃除などの整理整頓が必要。
レンタルスペースで開校する場合
メリット
立地条件がいい場所でレッスンできる。
住所明記しやすい。
アピールしやすい。
デメリット
時間と曜日制限がある。
花材を運ばないといけない。
キャンセル料がかかる
カルチャースクールで先生になるなら
カルチャースクールがフラワー講師を募集している場合があります。
新聞の折り込みチラシ、カルチャースクールの掲示板、求人情報などのチェックは欠かせません。
出張講師
SNSやブログ・HPで活動内容を載せる、チラシ配布・ポスター作りなどを行い、
情報発信していく。

フラワーアレンジメントの先生に必要な事とは?

私は教育関係の資格を持っています。
幼稚園教諭免許は、幼児教育学科を卒業しましたので取得しました。
保育士は、40代後半で乳幼児と関わる仕事に就いたため通信教育で勉強し、厚生労働省が実施する試験に臨み3年かけて取得しました。だからこそ、先生という職業には資格が必要だと感じています。

フラワーアレンジメントの先生に必要な事は、以下のように考えています。

  • わかりやすく説明できる「伝える力」
  • 何を生徒さんは知りたがっているのかを見抜く「洞察力」
  • 生徒さんの話に耳を傾ける「傾聴力」

私が所属しますFWJでは、レッスンに通いながらセミナーに参加して教えるスキルを培っていきます。セミナー後は、日々のレッスンへの心構えが変わってきました。
私が受けているレッスン内容を、私が教える立場になったら、どう伝えていくかを考えるようになってきたのです。

最後に、一番大切なのは笑顔です。
笑顔で生徒さんを迎えて、話を聞き、知りたいことをお伝えし、和やかな雰囲気の中でフラワーアレンジメントが出来上がったら、生徒さんにも喜んでいただけるのではないでしょうか。

フラワーアレンジメントの先生にはどんな人が向いている?


花が好きという気持ちは大事です。
フラワーアレンジメントの仕事は一見華やかな仕事に思えますが、日々のお花の手入れ・水替え・仕入れ、夏は花をより涼しい場所にあちこち移動させたり、元気がなくなった花を見て慌てたり、と様々な心配事が出てきます。
でも、花が好きという気持ちさえあれば、苦になりません。

そして、やる気です。
やりきるという強い意志があれば、どんな事が降りかかろうと大丈夫です。
でも、予期せぬ出来事があって立ち止まる事もあると思います。
その時は少し休憩して、また立ち上がって歩き出してください。
継続は力になります。地道に積み重ねていくその努力こそが、力になり自分の引き出しを増やすことに繋がるのです。

フラワーアレンジメントの先生のやりがいとは

私は日頃乳幼児とママさんたち、小学生と関わりながら子どもたちが健やかに過ごせるように支援する仕事をしています。子どもたちの成長を間近で見守ることを仕事にできるというやりがいを感じています。
生徒さんと接しながら日々進化していく過程を見守ることができるという点で、フラアワーアレンジメントの教室開校の花仕事は似ているところがあります。

「フラワーアレンジメントのレッスンに通うようになり、花によって水揚げの方法が違うことがわかった。」
「先月はわからなかった「放射状に花を挿していく」ということが少しずつ理解できるようになってきた。」
「今まではバラといえば真っ赤というイメージしかなかったが、絞りの入ったバラや花弁がフリル状になっているバラなど、もっとバラの種類と名前を知りたいと思いました。」

なんて、生徒さんに言われたら張り切ってしまいますね。
それが私の喜びであり、やりがいに繋がっています。
この先私の生徒さんが資格コースに入られて、私が伝えるフラワーアレンジメントのポイントを理解して、努力を重ね試験に合格しフラワーアレンジメント教室開校しました、となったらこれほど嬉しいことはありません。

フラワーアレンジメントの先生になるための具体的な方法


資格取得できるスクールや教室を探して単位を取る・通信教育・フラワーショップで仕事しながら独学など、方法はいくつかあります。
私はやはり資格取得ができる教室の先生について教えていただくというスタイルが一番の近道ではないかと思います。
わからない点はすぐ質問できますし、少しずつ上達している事を日々のレッスンで実感できるからです。

どこで勉強したらいい?

では実際どこで勉強したらいいのか?これは私も大変悩みました。
ネットで検索してブログやホームページをみたり、新聞のチラシやカルチャースクールの案内を探しました。

資格取得は必須でしたので、認定証を発行してくれる教室で「花の色合いが私の好みに合う」これは、外せないポイントでした。
レッスンへ行っても、先生の花選びや色合わせが、私の感覚や好みと違うと長く続けていけないからです。

フラワーアレンジメントには、華道のように流派はないですが、スタイルが色々あります。
イギリススタイル・ドイツ式・フレンチスタイル・クラッシックスタイル・ヨーロピアンスタイルなどです。
1ヶ月近く悩んで、バラがアレンジメントに入っていて、色合いが優しくてナチュラル、伸びやかなデザインが気に入り、職場と家から電車でも通えるアトリエに決めました。

続けるという事を念頭に置いて、教室探しは納得できるまで悩んでください。
その方が、後悔がありません。

納得のいく教室を選んだ結果、FWJで開校・開業のためのノウハウを学び、フラワーアレンジメントの教室開校を果たしました。
今の目標は、資格コースに入会したいという生徒さんを募集し、生徒さんの夢実現に向けて一緒に歩んでいきたいと考えています。

最短でフラワーアレンジメントの先生になるには

FWJを例に挙げますが、例えば最短で教室開校したい!とお望みの方は、ベーシック1の30講座を2レッスンずつ受講していただきましたら15日で必要講座数が取得できます。
試験は毎年2月・7月の2回、受験の申し込みは3週間前までですので、どうしてもお急ぎの方は週に4回レッスンに通っていただきましたら約2か月でべーシック1の受験 が可能です。
ベーシックを2か月で受験していただきましたら10か月ほどで教室開校も夢ではないということです。

※これはあくまでも最短という場合で、最短で取得することをお勧めしているわけではありません。

最短の流れ

  1. ベーシック1 30講座
  2. 花仕事支援セミナー1(月1回×6講座)
    (花仕事支援セミナーとベーシック2は同時並行で受講です)
  3. ベーシック2 30講座
  4. 教授法ベーシック1(全2回)
  5. 開校

Flowerworks Japan資格取得の流れ

資格取得の流れ


資格取得の詳しい内容はこちらをご参考ください

イギリススタイル フレッシュフラワーアレンジメント 資格取得コース

終わりに

「フラワーアレンジメントの資格取得をして、教室開校できた。生徒さんも通ってくれるようになった」これでゴールでしょうか。
常に、花のトレンドを吸収できるアンテナを張り、学ぶ姿勢を持ち続ける。
何歳になっても、高みを目指していける。
ここが、フラワーアレンジメントの世界の興味深いところだと思うのです。

まずは、1歩を踏み出してみる。
踏み出してうまくいかなかったことは改善して、うまくいったことは、更にステップアップする。
行動を起こすこと、失敗は恐れず挑んでみる。
挑んでみると、助けてくれる人・応援してくれる人が現れます。
助けていただいた分、私も誰かの力になりたい。応援していきたいと思っています。

URL
TBURL

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top