
FWJでは、フラワーアレンジメントの資格を花の仕事につなげるために、いくつかのセミナーを用意しています。
2024年後期の花仕事支援セミナーが修了しましたのでご紹介します。
フラワーワークスジャパン(FWJ)の花仕事支援セミナーとは
フラワーワークスジャパンの花仕事支援セミナーは、花の仕事を始める前に、知っておいた方が良い知識を身につけるセミナーです。
フラワーアレンジメントの資格を花の仕事につなげるために必要なことを学びます。
経営に必要な具体的な数値を考えたり、ビジネスマインドを身につけたり、様々な視点から花の仕事の進め方や内容を知ることができます。
花仕事支援セミナーの受講資格は?
生花・プリザーブドフラワーとも、FWJベーシック1の資格を取得した会員に受講資格があります。
2024年後期 花仕事支援セミナー開催
2024年後期 花仕事支援セミナー1 概要
日時:2024年8月から2025年2月(月に1回、計6回)
会場:FWJ本校(兵庫県西宮市)
受講生:2名(兵庫県姫路市、大阪府八尾市)
第一講 フラワー教室開校のための基礎知識と自己確認
花仕事支援セミナー第1講では、まずゴールの確認をします。何のためにこのセミナーを受けるのかを明確にすることで、セミナーを受講する意識が変わります。
FWJの花仕事支援セミナーは座学だけではなく、受講生が望む花仕事を形にできるように、毎回課題に取り組むことで、より実践に近づくセミナーです。
花仕事支援セミナー第一講 内容
花仕事支援セミナー第一講は3つのテーマについて学びます。
(1)花の業界について知る
農林水産省の資料をもとに、花卉業界の生産や流通、消費の現状と動向について知識を得ます。
(2)花仕事をしているFWJ講師の講義
実際に花仕事をしている講師から、自分が望む花の仕事を形にするためにどのような行動をしてきたのかという体験報告を交えた講義を聞きます。
(3)自分が思い描く花仕事を言葉にして伝える
ぼんやりとしている花仕事のイメージを言葉にすることで、理想とする花仕事を見つけていきます。
第二講 ビジョンマップボードプレゼンテーションと花仕事構築のマーケティング基礎知識(販売編)
花仕事支援セミナー第二講 内容
(1)ビジョンボードマッププレゼンテーション
一人一人が望む花仕事を形にする最初の1歩として、第一講で言葉にした花仕事をビジュアル化したビジョンマップを制作しプレゼンをします。
はじめてのことなので、思いがまとまらなくて上手くプレゼンができなくても大丈夫です。自分が何を思い描いているのかを考えること、言葉にしようとすることで自分自身をより深く理解し、思考を整理することができます。
(2)花仕事構築のマーケティング基礎知識(販売編)
花の仕事をどのように作っていくのか、代表理事谷川の構築してきた花仕事を具体例にして学びます。第2講では販売に特化したマーケティングについてです。
マーケットを探すポイントや、売り上げを作っていくためのツールを紹介いたします。実際に代表理事や理事が使用しているツールのデーターを提示し、分析をしています。

第三講 花仕事構築のマーケティング基礎知識(レッスン編)と情報発信ツール
花仕事支援セミナー第三講 内容
(1)花仕事構築の仕方 マーケティングの考え方(レッスン編)
教室が選ばれる5つのポイントとして、代表理事谷川が30年近く教室を継続させている理由を分析し、教室運営について必要なことを学びます。どんなコンセプトの教室にするのか?セミナーが進むにつれて明確になってくるかもしれません。セミナーをきっかけに考えていきましょう。
講義後は、課題のSWOT分析の発表です。外部環境を知り、自社の強みや弱みを分析することがブランディングにつながっていきます。講師や受講者からフィードバックをもらうことで、自分が弱みだと思っていたことが強みになるとわかる場合もあるでしょう。
(2)情報発信ツールについて
これから花仕事を始める人にとって、情報発信は不可欠です。FWJでは、自社ウェブサイトなどのオウンドメディアを持つことを推奨しています。オウンドメディアの特性を知り、検索に強いウェブサイトを作る方法を学びます。一番近道で花の仕事ができるように、講師が実行して実際に成果があった方法をお伝えしています。

第四講 フラワーアレンジメント体験レッスンに向けた作品制作
花仕事支援セミナー第四講 内容
体験レッスンのレッスン用サンプルアレンジやギフトアレンジの制作を課題とし、プレゼンを行います。
これまで学んできたフラワーアレンジメントのデザインや技術を使い、商品を作る過程を学び実践することで、花仕事の一連の流れが理解できるでしょう。
自分が教える側になった時を想定し、セミナーではじめて仕入れを経験することで近隣の市場を知ることにつながります。販売価格に対してどれくらいの割合で仕入れをするか?など、ビジネスに特化した知識を得ることができます。

第五講 経営計画の立て方と考え方について
花仕事支援セミナー第五講 内容
経営と聞くと、私に経営ができるかと思われるかもしれません。
フラワーアレンジメントの教室を開く
フラワーアレンジメントのショップを開く
というのは、企業に雇われるのではなく、個人で仕事をするということです。
ここでは、個人で仕事をするという事に焦点を当て、
- どのように仕事を進めていくのか
- 目標、目的の明確化
- 具体的にどのような行動をとるのか
などを指標におこします。

第六講 経営マインドと一年後の姿のコミットメント
第六講では、教室を開校・開業してから、花の仕事を長く続けるために大切なことを経営マインドとして講義をします。
そして、これまで半年間のセミナーを受講してきた成果と、1年後について、またその先どのような形で花の仕事を進めていきたいか、などを第一講と同じ形式でプレゼンを行っていただきます。
花仕事支援セミナー修了 認定証授与
「半年間、あっという間でした」
「毎回の課題が大変だったけれど、充実していた」
「皆さんの意見、考え方に共感する部分もあり、今からできることを始めたいと思う」
など、受講者それぞれが、今回のセミナーから学び得た気づきや、意欲を語ってくれました。
- 花仕事支援セミナー1修了証授与:大阪府八尾市から参加のFさん
- 花仕事支援セミナー1修了証授与:兵庫県姫路市から参加のAさん
花仕事支援セミナー1は、フラワーアレンジメントの資格をとってから、いつか花の仕事がしたいという気持ちを、机上の空論で終わらせず、現実的、具体的に講義を進めています。
今回のセミナーが、今後のお2人の素晴らしい花仕事のキャリアに繋がることを願っています。
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FWJ西宮香櫨園校”Atelier Cheer”を主宰しています。
フラワーアレンジメントが、暮らしを彩る身近なツールであること、お花のある空間があることのよろこび、お花に触れる時の楽しみを伝えていきたいと思っています。
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