アレンジメントの基礎講座

フラワーアレンジメントの基本~コーンシェイプの作り方とコツ~

フラワーアレンジメントの基本~コーンシェイプの作り方とコツ~

フラワーアレンジメントの基本の形、コーンシェイプについてご紹介します。
コーンシェイプを飾るのに適した場所や飾り方など、活躍するライフシーンや、会場に飾るときの注意点などもお伝えします。
またコーンシェイプに適した花材、作り方、コツまでわかりやすく説明します。

フラワーアレンジメントの基本、コーンシェイプ

左 お皿にアレンジしたコーンシェイプ。茎の細い花を集めて空間のあるアレンジに。右 背の高い花器に合わせて、シャープなコーンシェイプの形のアレンジ。

写真:左 お皿にアレンジしたコーンシェイプ。茎の細い花を集めて空間のあるアレンジに。
写真:右 背の高い花器に合わせて、シャープなコーンシェイプの形のアレンジ。

コーンシェイプとは、アイスクリームのコーンの部分を上下さかさまにした三角錐の形のデザインをいいます。
イギリススタイルのコーンシェイプの特徴は、三角錐の上部を細い茎の花を使い軽やかに、下に行くほど大きな花を使い安定感が出るようにアレンジします。

どこから見ても三角錐に見えるように、オールラウンド(四方見)で作ります。
 

コーンシェイプの用途

デザイン的に背が高くなりますので、贈り物に使うというよりはレッスンで自宅用にアレンジするか、会場装花用に現場で作るアレンジに向きます。

コーンシェイプを飾るのに最適な場所


コーンシェイプはどこから見ても三角錐のオールラウンド(四方見)ですので、テーブルの真ん中やホールの円卓などに置くのにぴったりのフラワーアレンジメントです。

パーティー会場やホールに飾る場合

パーティー会場での円卓(1m以上)の真ん中に置いたら素敵ですね!
この時の注意点は、向かいの人の顔がさえぎられて見えないと大変ですので、目線より低い高さにするか、背の高い細い花器を使い、目線より上にアレンジする必要があります。円卓の広さと高さを計算することが重要です。

ホールにおく場合は、天井が高い場所ですとコーンシェイプの高さを高く、広いロビーでしたら底辺を広く取るなど、高さと幅を考えることにより伸びやかさやダイナミックなアレンジすることが可能です。

自宅に飾る場合

日本の食卓のサイズは幅120センチくらい、奥行き70~80センチくらいが標準ですので、真ん中に置くとちょうど向かいに座っている人の目線にかかりますから、食卓に飾る場合は、中心ではなく端においてくださいね。
サイドテーブルやコンソールにも飾っていただけます。

コーンシェイプに適した花材

イギリススタイルのコーンシェイプは、細い茎の花とバラなどのしっかりした花をあわせて作ると、空間にゆらゆらゆれるような軽やかなアレンジになります。

茎の細い花たち 近年は輸入ものも充実していますので、基本的に何でも使えますが、特にその季節にしか出回らないものを明記しておきます。

スィートピー、パンジー、フリージア、チューリップ、クレマチス
アスチルベ、アストランティア、イキシア
キバナコスモス、コスモス、ノイバラ、シュウメイキク、アマランサス
コチア、フランネルフラワー、シンフォリカルポスなど
その他あわせる花(1年中流通しているもの)
バラ、トルコキキョウ、ガーベラ、カーネーション、アジサイ、など
グリーン
アイビー、ユーカリ、オリーブ、キイチゴ、ローズマリー、ローズゼラニウムなど

コーンシェイプの作り方

イギリススタイルでは、グリーンで底辺の形を作ってからお花を入れていきます。手順をお伝えいたしますね。

コーンシェイプ製作手順

  1. 花器にフローラルフォームが1,5センチでるようにセットします。
  2. グリーンでオールラウンドの底辺の形(ホリエージ)をつくります。
    コーンシェイプのホリエージが入った状態
    コーンシェイプのホリエージが入った状態
  3. 中心に一番背の高いつぼみの花を垂直に挿し、数本を長さを変えて挿します。
  4. コーンシェイプの中心になる背の高い花を入れた状態
    コーンシェイプの中心になる背の高い花を入れた状態
  5. 中心の花の高さの三分の一のところに、ポイントの花の付け根がくるように60度くらいの角度で中心に向かってさします。
  6. 4のポイントの花を基準にして、すべての花をスパイラルになるように高いところから順番に挿していきます。このとき、高いところに来る花は、茎の細い小さな花を使います。
  7. お花の分量は、高さを三分割して、上から1:3:5になるようにしたほうにボリュームが出るようにします。
  8. すべての花が入ったら、隙間をグリーンでうめて完成です。


高さの出し方

花器を基本にした場合は、花器の高さの等倍から2,5倍が適当です。
お皿のような花器にアレンジする場合は、花器の直径に対して2倍~2,5倍にするとバランスのよいコーンシェイプができます。

幅の出し方

花器を基本にした場合は、花器の幅に対して等倍から2倍が適当です。
高さも幅も、花器の大きさから高さや幅を割り出す場合や、空間によって割り出す場合がありますので、上記の数値はひとつの目安だとお考え下さい。

プロ技!コーンシェイプの作り方のコツ

コーンシェイプを美しく作るには、フローラルフォームへの挿し位置と角度が重要です。
中心に近い背の高いものは、角度をつけずに中心側に挿します。
また、背の低いものは角度をつけて、花器の縁側に挿します。

なんとなく挿したのでは、なんとないアレンジができあがります。
美しいバランスでアレンジするには、基本的な指し位置と角度に気をつけて下さいね。

花選びでも気をつけていただきたいことは、茎の細い花や枝分かれしているスプレータイプのものを、メインになるバラなどとあわせると全体的なバランスが取りやすいです。

色あわせは同系色で合わせたり、グリーンと白だけであわせるなどいろんなパターンを考えてみてください。
素敵なコーンシェイプアレンジを作ってくださいね!

谷川文江

一般社団法人Flower Works Japan 代表理事の谷川文江です。
代表理事校であるAtelier F’sを主宰しています。

服飾デザイナー、雑貨デザイナーを経て1996年アトリエフィーズをオープン。フラワーアレンジメントスクール経営をはじめ、ブライダルブーケや会場装花、ホテル、イベントディスプレイなど花仕事は多岐に渡る。ライフスタイルプランナーとして内装や間取りのプランニング、ガーデンデザインなども手がけている。

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